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title: "他人の戦略をコピーしてもうまくいかない理由"
slug: "why-copying-a-trading-strategy-fails"
kind: "ACADEMY"
category: "personal-trading-strategy"
locale: "ja"
canonical: "https://app.forecastcity.com/ja/academy/personal-trading-strategy/why-copying-a-trading-strategy-fails"
published: "2026-10-13T00:10:18.629Z"
updated: "2026-10-13T00:43:13.683Z"
description: "コピーした戦略が持ち主と同じ結果をめったにもたらさない5つの理由。目に見えない部分から、コピーがもたらす余計なリスクまで。"
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# 他人の戦略をコピーしてもうまくいかない理由

この5つの理由を知れば、どんなに派手な戦略も違った目で見られるようになります。その裏に何が隠れているのか、なぜ自分には同じ結果が出ないのかが分かります。同じ理由で、既製のシグナルが自分の戦略になることもありません。

## 1\. 戦略のうち、見えるのはエントリーだけ

完全な戦略にはいくつもの要素があります。市場と時間足、エントリー条件、損切り、利益確定を決めます。ポジションサイズと、トレード中に何をするかも決めます。動画や投稿で見せてくれるのは、たいていエントリーだけです。

残りの要素は、持ち主の頭の中にあります。それを推測するしかなく、**推測を1つ間違えるたびに、手法は別の手法に変わってしまいます**。

## 2\. その戦略は、他人の時間と生活のために作られている

専業トレーダー向けに作られた手法は、会社員の昼休みには実行できません。持ち主の大きな口座では妥当な損切り幅も、自分の口座には大きすぎるかもしれません。

どの戦略も、特定の1人の生活に対する答えです。その人の空き時間、口座の規模、耐えられる範囲に合わせてあります。生活が違えば、同じルールでも実際には別のルールになります。

## 3\. 自分の気質に合わないルールは、苦しい日に捨てられる

1983年、シカゴの著名トレーダーのリチャード・デニスは、新聞広告で約20人を選び、トレードを教えました。そのうち半数近くは、ビジネスの経験がまったくありませんでした。このグループは「タートルズ」として知られています。

応募者たちは、自分の性格についての質問にも答えました。お金がどれほど大切か、そしてそれはなぜかを問う質問がありました。腕の良さと運の良さのどちらを選ぶかを問う質問もありました。全員が約2週間の訓練を受け、同じルールを教わりました。

結果は同じではありませんでした。タートルズの全員が利益を出したわけではなく、最初の数か月で外された人も何人かいました。その1人のジェリー・パーカーは、1988年に自分の会社を立ち上げ、今も同じトレンドフォローのスタイルでトレードを続けています。

**ルールは同じで、人が違ったのです。**自分の気質に合わない手法は、紙の上ではどれほど優れて見えても、苦しい日に捨てられてしまいます。

## 4\. 他人の利益を見ると、リスクを取りすぎる

ある実験で、ホセ・アペステギアらは参加者に他人のトレード結果を見せました。それだけで、参加者のリスクの取り方ははっきり大きくなりました。

さらに他人を直接コピーできる選択肢を与えると、リスクの取り方はもっと大きくなりました。研究者たちは、**コピートレードは過剰なリスクテイクにつながる**と結論づけています。この研究は2020年に学術誌『Management Science』に掲載されました。

## 5\. 自分のものではない手法の損失からは、何も学べない

コピーした戦略で損が出ても、その理由が分かりません。相場が変わったのかもしれませんし、自分の執行が間違っていたのかもしれません。そもそも手法が最初から合っていなかったのかもしれません。

理由が分からなければ、手法を直すことはできません。そこで次の戦略に乗り換え、また同じことが繰り返されます。

## 5つの理由のまとめ

<table><thead><tr><th>番号</th><th>理由</th><th>失うもの</th></tr></thead><tbody><tr><td>1</td><td>見えるのはエントリーだけ</td><td>決済、損切り、ポジションサイズを推測するしかない</td></tr><tr><td>2</td><td>他人の生活のために作られている</td><td>自分の時間と口座では機能しない</td></tr><tr><td>3</td><td>自分の気質に合わない</td><td>苦しい日にルールを破ってしまう</td></tr><tr><td>4</td><td>他人の利益がリスクを大きくする</td><td>口座が耐えられる以上のリスクを取ってしまう</td></tr><tr><td>5</td><td>なぜ損をしたのか分からない</td><td>手法から手法へと渡り歩いてしまう</td></tr></tbody></table>

この5つの問題を解決してくれる既製のシグナルはありません。たいていの場合、どのシグナルもエントリー以上のものは与えてくれません。
